← Library‹ 遠野物語 なげくさ

一いち なげくさを如何いかな御人おひとは御出おいであつた、出でた御お人ひとは心こころありがたい

一いち この代よを如何いかな大工だいくは御お指さしあた、四よつ角かどて宝たから遊あそばし〻

一いち この御酒みきを如何いかな御酒みきだと思おぼし召めす、おどに聞きいしが〻菊きくの酒さけ〻

一いち 此銭このぜにを如何いかな銭ぜにたと思おぼし召めす、伊勢いせお八はちまち銭ぜに熊野参くまのまいりの遣ひあまりか〻

一いち 此この紙かみを如何いかな紙かみと思おぼし召めす、はりまだんぜかかしま紙しか、おりめにそたひ遊ゆうはし

○播磨檀紙はりまだんしにや。

一いち あふぎのお所ところいぢくなり、あふぎの御所ごしょ三さん内ないの宮みや、内うちてすめるはかなめなり〻、おりめにそたかさなる

○いぢくなりはいずこなるなり。三さん内ないの字じ不明ふめい。仮かりにかくよめり。

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