← Library‹ えほんのアリス 5 トカゲの ビル

さあて つぎの おはなしは、 しろウサギの おうちで アリスが どうしたか。

おぼえてる? ウサギが てぶくろと おうぎを おとしたときのこと。 アリスの こえが そらから きこえてきたのかって びっくりしたんだよね。 だから てぶくろも おうぎも ないままじゃあ そりゃあ ごぜんさまのところへも おうかがいできない。 そこで ちょっとしてから さがすために ひきかえしたんだ。

ドードーと へんてこどうぶつたちが どこかへ いっちゃうころには、 アリスも ひとりきりで あたりを うろついててね。

で、 ウサギさん どうしたと おもう? なんと アリスを じぶんちの メイドさんと かんちがいして、 あれこれ いいつけだしたんだ! 「メリアン! いますぐ うちに いって、 てぶくろと おうぎを とってくるでおじゃる! いそぐでおじゃる!」

ひょっとすると あかい おめめは まえが あんまり みえないのかも。 だって アリスと メイドさんは にてもにつかないんだよ? それでも とっても いいこだったから、 ちっとも きをわるくせずに ぜんそくりょくで ウサギの おうちへ むかってね。

つごうよく ドアは あいてて。 だって ちりんちりん やることになったら、 きっと ほんものの メリアンが ドアを あけにくるからね。 そうしたら アリスは なかに いれてもらえない。 それから うんよく ほんものの メリアンには あわないまま かいだんを とことこ のぼれて。 アリスが どろぼうだって つかまえられたら たいへんだからね!

あがって すすんで ウサギの おへやに はいると、 そこの テーブルのうえに てぶくろが おいてあったから、 さっと とって でていこうとした そのとき、 たまたま めにはいったんだ。 テーブルのうえの こびんが。 もちろん あのことば 「ノンデ!」って ラベルつき。 そりゃあ アリスも のむよね!

まったく、 よかった よかった。 じゃない? だって ここで のまなかったら、 これから はなす すてきな おはなしも おこらなかったんだから。 そうなると やっぱり ざんねんだよね?

もう アリスの おはなしにも なれてきたから、 つぎに どうなるか わかるよね? むりなら きいてて。

おっきく おっきーくなったんだ。 ほんの あっというまに おへやは アリスで ぎゅうぎゅう、 まるっこい びんに ジャムが ぎっしり つまってる、 ちょうど ああいう かんじ! てんじょうまで ずっと アリスで、 おへやの どのすみにも アリス!

ドアは うちがわに ひらくものだったから、 やっぱり どうやっても あく すきまが ないわけで。 そのとき ウサギが まちくたびれて じぶんで てぶくろを とりにかえってきたんだけど、 もちろん なかに はいれなくって。

で、 どうしたと おもう?(さあて ここで さしえ。) トカゲの ビルを おうちの やねに のぼらせて、 えんとつを おりてけって いいつけたんだ。 ところが たまたま アリスの かたあしが だんろに つっこんでてね。 ビルが えんとつを おりてくる ものおとが したとき、 かるく ちょこんと けりあげちゃったから、 ビルは はじきとばされて、 おそらへ ぴょーんと でっちゃったんだ。

かわいそうな ビルくん! そう おもわない? きっと ものすごく ふるえてたよ!

Next chapter →
Click a word · hold for the whole sentence 0%