ワンコから にげだしたあと、 アリスが どうなったか しりたい? ほら じゃれるには ほんと おおきすぎる どうぶつだったからね(たとえば カバの こども。 いっしょに たのしく じゃれられる? むりだよね、 きっと でっかい あしで ずどんと パンケーキみたく ぺしゃんこに されちゃう!)。 だから きづかれずに にげだせたとき アリスは ほっとしたんだ。
で、 あちこち うろついたんだけど、 なにを したら もとの おおきさに もどれるのか さっぱりで。 そりゃあ なにかを のみくいすれば いいんだろうけど。 これまでも そうだったしね。 でも それが なんなのか おもいも つかなくって。
そんなとき ふと あらわれたのが でっかい キノコ。 せたけが たかくて つまさきだち しないと てっぺんに あるものなんて みえなくって。 で なにが みえたと おもう? こんなの ぜったいに いいあてらんないね!
なんと おっきな あおムシ。
いまから はじまるのが アリスと あおムシの おはなしなんだけど、 まずは このさしえを よく みてね。
あおムシの まんまえに おいてある へんてこなのは みずギセル。 けむりを すうために つかうんだ。 ながい くだを とおって けむりが、 へびみたく うねうね やってくるってわけ。
で、 あおムシの ながっぱな、 しゃくれあご、 わかる? というより、 はなみたいな あごみたいなもの、 が ただしいかな? ほんとは あしのうちの ふたつなんだけど。 ほら イモムシは あしが たくさん あるよね。 そのしたを みてくと どんどん ついてるし。
きっと めんどうだと おもうんだけど、 あおムシは まいばん なくなってないか あんなに たくさんの あしを かぞえるんだって!
それに すっごく めんどうだと おもうんだけど、 どのあしから うごかしたらいいか きめなきゃいけないんだってさ。 なんせ 40も 50も あしが あるから、 ちょっと あるくにしても どのあしから うごかしたらいいか きめるだけで それなりの じかんが かかって、 もう あるくどころじゃないよ!
ともかく アリスと あおムシ いったい なにを おはなししたんだろうね?
その、 アリスは いったんだ、 おおきさが いろいろ かわって もう わけが わからないって。
すると あおムシが、 ちょうど いまの おおきさ、 これを どう おもうって きいてきてね。
アリスの へんじは、 もうちょっとくらい おおきくなりたい ―― 8センチじゃあ あんまりな おおきさだって!(8センチを はかってみるとしたら なかゆびくらいの おおきさかな、 ほら このときの アリスが それくらい。)
そこで あおムシが おしえてくれて。 キノコの かたはしを たべると おっきくなって、 もうかたはしを たべると ちっちゃくなれるぞって。
なので アリスが ふたきれ ちぎって おそるおそる くちに いれると、 まあ けっこう いいかんじの せかっこうに なんとか なれてさ! ようやく ごぜんさまのところへ むかったんだ。