← Library‹ ブラッディマリー

むかしむかし、森もりの中なかに魔女まじょが住すんでいました。彼女かのじょは近ちかくの村人むらびとたちから、ブラッディマリーと呼よばれていました。村人むらびとたちは、ブラッディマリーを怖こわがっていました。

あるとき、村むらの若わかい女おんなの子こがいなくなってしまいました。一人ひとりじゃなくて、何なん人にんもです。いったい、どこへいってしまったのでしょうか。村人むらびとたちは、わかりませんでした。「ブラッディマリーが何なにか知しっているかもしれない」と、村人むらびとたちは思おもいました。それで、何なん人にんかの村人むらびとたちがブラッディマリーのところに行いって、聞きいてみることにしました。

「若わかい女おんなの子こがいなくなったんだけど、知しらないか」と、村人むらびとたちは聞ききました。

「若わかい女おんなの子こ?知しらないよ」と、ブラッディマリーは、答こたえました。

しかし、村人むらびとたちは彼女かのじょが前まえより美うつくしくて、若わかくなったことに気きがつきました。でも、女おんなの子こと関係かんけいがあるかどうか、わかりません。

ある夜よる、一人ひとりの女おんなの子こが森もりの方ほうに歩あるいて行いきました。女おんなの子このお母かあさんはまだ起おきていて、女おんなの子こが歩あるいて行いくのに気きがつきました。

「ねぇ、あの子こが森もりの方ほうへ歩あるいていくわ」

女おんなの子このお母かあさんは、隣となりで寝ねていた女おんなの子このお父とうさんを起おこしました。二人ふたりは急いそいで家いえを出でて、女おんなの子こを追おいかけました。ほかの村人むらびともそれに気きがついて、二人ふたりのあとを追おいかけました。

両親りょうしんと村人むらびとたちが女おんなの子こを追おいかけていると、森もりの中なかで突然とつぜん不思議ふしぎな光ひかりが見みえました。それはブラッディマリーでした。彼女かのじょは、不気味ぶきみに光ひかった杖つえを持もっていました。それを見みた村人むらびとたちは、

「何なにをやっているんだ!」

と言いって、いっせいにブラッディマリーに飛とびかかりました。そして、ブラッディマリーを捕つかまえました。村人むらびとたちは、大おおきい火ひを燃もやして、その火ひの中なかに彼女かのじょを入いれてしまいました。

「うぎゃぁぁぁぁ!」

ブラッディマリーは、火ひの中なかで燃もえながら、村人むらびとを呪のろいました。

ブラッディマリーが死しんで、女おんなの子こは無事ぶじでした。しかし数すう日じつ後ご、村人むらびとたちはたくさんの墓はかを見みつけました。最初さいしょにいなくなった女おんなの子こたちの墓はかです。やはり女おんなの子こたちはブラッディマリーに殺ころされていたのです。

村人むらびとたちは、そのあと安心あんしんして暮くらしたのでしょうか。いいえ。村人むらびとたちがブラッディマリーを殺ころしてから、恐おそろしいことが起おこるようになりました。彼女かのじょの呪のろいです。

鏡かがみの前まえで彼女かのじょの名前なまえを3回かい言いいます。すると、鏡かがみの中なかから彼女かのじょの姿すがたが現あらわれて・・・そして、彼女かのじょに殺ころされてしまうのです。

鏡かがみの前まえで「ブラッディマリー」と3回かい。みなさんは、絶対ぜったいにしないでくださいね、絶対ぜったいに・・・

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