むかしむかし、あるところにねこが二匹いました。二匹は友だちになりました。ある日、一匹がどこかからケーキをひとつぬすんで来ました。二匹はうれしくなり、そのケーキを分けて食べることにしました。
分けてみると、かた方が少し大きくなりました。それで、けんかになりました。二匹のねこを木の上から一匹のさるがずっと見ていました。さるは木から下りてねこたちに聞きました。
「どうしたんですか。」
ねこはわけを話しました。
「ケーキを上手に分けられません。ちょうど半分になるように分けてください。」
それを聞いてさるは大きい方のケーキを少し食べて小さくしました。すると、小さかった方が大きくなってしまいました。
ねこはケーキを見て「同じ大きさじゃないよ。」と言いました。さるは「ごめんごめん。まちがえました。じゃ、もう一度やってみましょう。」と言いました。そして、もう一度大きい方を少し食べました。でも、同じ大きさになりません。こんなことをくり返してさるはケーキをぜんぶ食べてしまいました。
そして、さるはあっという間ににげてしまいました。