大学3年生のとき、研究室にアメリカからの留学生がいました。名前はエレナと言いました。背が高くて明るい女性でした。
あるとき、突然「りょうぞう、りょうぞうの名前は漢字でこう書くの?」と言って、「両象」と書いた紙を見せました。私のなまえは「ささき りょうぞう」です。たしかに「両象」は「両(りょう)象(ぞう)」と読みますが、「象2頭」は変な名前です。
エレナは「はっはっは!both(両:りょう)elephant(象:ぞう)」と言って笑いました。私は「子どもにそんな変な名前をつける親はいない!」と怒りましたが、よく見ると面白い名前だな、と思いました。
それから、インターネットでログインIDを作ったり、Emailアドレスを作ったりするとき、”both elephant”を使いました。“sasaki” や “ryozo” というIDを使いたいと思っても、「その名前はすでに使われています」という画面が出ますが、“both elephant” なら大丈夫です。
しばらく“both elephant” を使っていましたが、2005年にマレーシアに行ったとき「“both_ elephant”をマレーシア語にしたらどうなるんだろう」と思って英馬辞典を調べたら、“both”は“kedua”、“elephant” は “gajah” でした。それで、“both elephant”から “keduagajah” に変えました。
マレーシア語やインドネシア語のわかる学生が、私のEmailアドレス(keduagajah@)を見ると笑います。やっぱり変な名前のようですが、わたしはとても気に入っています。