二十めんそうは、金いろのぶつぞうにばけて、二かいのへやへにげだしました。二かいのやねの上は、たいらになっていて、小さな小やがたっていました。
二十めんそうは、二かいからはしごをのばして、そのおくじょうの小やへにげこみました。
こばやしくんたちが、おいかけてのぼっていくと、「あっ」たいへんです。おくじょうに、一だいのヘリコプターがあるのです。
二十めんそうは、すばやくヘリコプターにのって、もう、プロペラをまわしています。ヘリコプターは、すうっとそらへのぼっていきます。
それをみると、こばやしくんは、むせんでんわで、けいしちょうのなかむらけいぶにしらせました。
なかむらけいぶは、すぐに、けいしちょうのヘリコプターを、げんばへとばしました。
こばやしくんとポケット小ぞうは、それにのせてもらい、二十めんそうをおいかけます。そらの大きょうそうです。こちらのヘリコプターはすごいはやさでおっています。
とおくのそらに、てきのヘリコプターが、ぽつんとみえてきました。
それが、だんだん大きくなり、二十ぷんほどのうちに、とうとうおいついてしまいました。
むこうのヘリコプターの中に、二十めんそうがみえています。
こちらのほうがはやいのですから、もう、にがすしんぱいはありません。どこまでも、うしろからついていけばよいのです。
やがて、ふじ山が、大きくみえてきました。二十めんそうは、ふじ山のうらのほうへまわっていきます。
それから、たくさんの山の上をとびました。
二十めんそうのヘリコプターは、あぶらがなくなって、だんだんおそくなり、とうとう、山の中へおりてしまいました。それをみて、こちらも、ちゃくりくしました。さあ、どうなるでしょう。