← Library‹ かいじん二十めんそう 7

二十にじゅうめんそうは、ヘリコプターでにげましたが、山やまの中なかでつかまって、とうきょうへつれもどされ、けいしちょうにいれられてしまいました。ほうせきは、ポケット小こぞうが、とりかえしておいたので、じけんはおわったかのようにみえました。

ところが、それからふつかめに、たんていじむしょのこばやしくんのところへ、へんなでんわがかかってきました。

「おれは二十にじゅうめんそうだ。わっはは。きみたちのつかまえたのは、おれの手下てしたさ。ヘリコプターにのるまえに、いれかわったのさ。

ぶつぞうのきものを手下てしたにきせて、おれは、おしいれにかくれたのさ。だから、けいしちょうにいるのは、おれの手下てしただよ。わっはは。

これから、なにをやるか、みてるがいい」

こばやしくんは、びっくりしてしまいました。

そのあくる日ひのまよなか。ぎんざの大おおきなほうせきやのまどガラスが、ガチャンとわれました。みせの人ひとが、おどろいていってみると、ふとい、まっくろな手てが、にゅうっとはいってきて、たくさんのほうせきをつかんでいました。

にんげんの手てではなくて、くろいてつの手てです。みせの人ひとたちは、おもてへとびだしてみました。

「あっ」ロボットです。

みせの人ひとたちは、「どろぼう、どろぼう」とさけびながらおいかけました。パトロールのおまわりさんも、いっしょにおいかけました。

人ひとどおりのないぎんざどおりを、ロボットは、すごいはやさでにげていきます。「あっ」四よつんばいになりました。

どうぶつのように、手てと足あしとでかけていくのです。よこちょうにまがったかとおもうと、ぱっとみえなくなってしまいました。

いくらさがしてもみつかりません。みんながかえってしまうと、よこちょうのマンホールのふたがもち上あがり、中なかからあのロボットがかおをだして、にやっとわらいました。さあ、どうなるでしょう。

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