二十めんそうは、ヘリコプターでにげましたが、山の中でつかまって、とうきょうへつれもどされ、けいしちょうにいれられてしまいました。ほうせきは、ポケット小ぞうが、とりかえしておいたので、じけんはおわったかのようにみえました。
ところが、それからふつかめに、たんていじむしょのこばやしくんのところへ、へんなでんわがかかってきました。
「おれは二十めんそうだ。わっはは。きみたちのつかまえたのは、おれの手下さ。ヘリコプターにのるまえに、いれかわったのさ。
ぶつぞうのきものを手下にきせて、おれは、おしいれにかくれたのさ。だから、けいしちょうにいるのは、おれの手下だよ。わっはは。
これから、なにをやるか、みてるがいい」
こばやしくんは、びっくりしてしまいました。
そのあくる日のまよなか。ぎんざの大きなほうせきやのまどガラスが、ガチャンとわれました。みせの人が、おどろいていってみると、ふとい、まっくろな手が、にゅうっとはいってきて、たくさんのほうせきをつかんでいました。
にんげんの手ではなくて、くろいてつの手です。みせの人たちは、おもてへとびだしてみました。
「あっ」ロボットです。
みせの人たちは、「どろぼう、どろぼう」とさけびながらおいかけました。パトロールのおまわりさんも、いっしょにおいかけました。
人どおりのないぎんざどおりを、ロボットは、すごいはやさでにげていきます。「あっ」四つんばいになりました。
どうぶつのように、手と足とでかけていくのです。よこちょうにまがったかとおもうと、ぱっとみえなくなってしまいました。
いくらさがしてもみつかりません。みんながかえってしまうと、よこちょうのマンホールのふたがもち上がり、中からあのロボットがかおをだして、にやっとわらいました。さあ、どうなるでしょう。