← Library‹ かいじん二十めんそう 4

小こばやしくんが、おばけやしきのかいぶつのくびの中なかにとじこめられたのと、おなじ日ひのことです。

しょうねんたんていだんいんのポケット小こぞうは、なんにもしらないで、おばけやしきのちかくをあるいていました。

すると、むこうからだんいんのいの上うえくんがやってきました。

「あっ、ポケット小こぞうじゃあないか」

「あっ、いの上うえさん。なんで、そんなにいそいでいるの」

「うん、たいへんなことがあるんだ。さっきむこうで、ビーディーバッジをひろったんだ。うらをみると、ローマじで小こばやしとほってある。だんちょうのバッジにちがいない。それが、三さんメートルおきぐらいに、いくつもおちているんだ」

「じゃあ、小こばやしさんが、だれかにさらわれたんだね」

「うん、ぼくが、このバッジのあとをつけていくと、おばけやしきのみせもの小しょうやのまえにでたんだ。小こばやしだんちょうは、あのおばけやしきにつれこまれたにちがいない。

それで、いそいであけち先生せんせいのところへしらせようとおもって、でんわをさがしていたんだよ」

「だめだよ。あけち先生せんせいは、大おおさかのほうへいって、るすだよ」

「それじゃ、しかたがない。このちかくにいるだんいんの木下きのしたくんをよんで、三さん人にんでおばけやしきにはいってみよう。小こばやしだんちょうをさがすんだ」

ふたりは、ちかくのおみせの赤あかでんわで、木下きのしたくんをよびました。

木下きのしたくんは、すぐにやってきました。

「木下きのしたくんは、でんわのあるだんいん五、六ごろく人にんにでんわをして、あとから、おばけやしきへきてくれたまえ。

だが、中なかへはいらないで、どこかにかくれているんだ。

そして、もし、中なかからふえのおとがきこえたら、ぼくたちをたすけにくるんだ。いいかい」

いの上うえくんとポケット小こぞうは、木下きのしたくんをのこして、おばけやしきの中なかへはいりました。

まだ、じこくがはやいので、けんぶつの人ひとはあまりいません。

うすぐらいおばけやしきは、しいんとして、おはかのようにしずかです。

こわごわあるいていくと、せびろをきてぼうしをかぶった、六むいつぐらいの子こどもがとびだしてきたのです。

「いらっしゃい。こちらへおいでください」

なんだか、レコードでもきいているようなこえでした。

その子こどもは、はぐるまのようなおとをさせて、先さきにあるいていくのです。

「この子こどもは、きっと、ロボットだよ」

いの上うえくんは、そういって子こどものかおをゆびでたたいてみました。すると、コツコツとおとがしました。

ロボットなのです。

そのロボットについていくと、まっくろなまくでかこまれたへやにはいりました。

「あっ、がいこつだ」

ふわっと、一ひとつのがいこつがあらわれて、コツコツと、ほねのおとをさせながらおどりだしました。

すると、また、もう一ひとつもう一ひとつと、つぎつぎにがいこつがあらわれて五いつつにふえてしまいました。

そして、いの上うえくんとポケット小こぞうのまわりを、ぐるぐるとおどりながらまわるのでした。

それは、ほんとうのがいこつではありません。つくったものなのです。でも、まっくらなところで、こんなものにであったら、だれだって、きみがわるくなります。

さあ、これからどんなことがおこるでしょうか。

ふたりは、うまく小こばやしくんをたすけることができるでしょうか。

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