おばけやしきへつれこまれた小ばやしくんをたすけるためにポケット小ぞうといの上くんが、おばけやしきへはいっていきました。
そとには、しょうねんたんていだんいんが、あいずのあるのをまっているのです。
小さな、子どものロボットが、ふたりを、がいこつのへやへつれていきました。
がいこつが、カタカタおどっているのです。
はじめはびっくりしましたが、そのがいこつは、あやつりにんぎょうと同じだとわかったので、ふたりは、わらっておくへすすんでいきました。
子どものロボットは、もう、ついてきません。
たけやぶのうすぐらいみちをとおっていくと、すうっと、ふたりのあたまの上に、おばけがとびついてきました。
それも、にんぎょうだとわかったので、こわくありません。
おくへすすんでいくと、いろいろなおばけがでてきましたが、ふたりは、へいきです。どんどんすすんでいくと、大きなかいぶつのくびがたけやぶの中から、にゅうっとあらわれました。
大きさは、二メートルもある、ゴリラとライオンをまぜあわせたような、大きなおばけです。
ふたりが、おもわずたちどまってみていると、そのくびが、カタカタとうごいているのにきがつきました。
「おや、へんだな。もしかしたら、この中に……」
そうおもったときです。
「わっははは」というわらいごえがして、たけやぶの中から、ぴかぴかと金いろにひかるものがあらわれました。おうごんかめんです。
「きさまたち、おれが、ビーディーバッジをみちにばらまいておいたのにだまされて、やってきたな。まっていたぞ。
さあ、いいものをみせてやる。こっちへくるんだ」
二十めんそうのおうごんかめんは、そういったかとおもうと、いの上くんにとびかかってだきかかえてしまいました。
そして、ポケット小ぞうをつかまえようとしましたが、小ぞうは、すばやくたけやぶの中へにげました。
二十めんそうは、手下をよんで、いの上くんをわたすと、ポケット小ぞうをおいかけました。
たけやぶをさがしましたが、なかなかみつかりません。
ポケット小ぞうは、りすのようにすばしっこいのです。
二十めんそうは、まごまごとあるきまわっていました。
ひょっとみると……。
むこうに、小さなやつがたっているのに、きがつきました。
そばへいってみると、それは、子どものロボットでした。
「いらっしゃい。こちらへおいでください」
ロボットは、それしかいえないのです。二十めんそうは、ちぇっとしたうちして、いってしまいました。
すると、ロボットがにやっとわらったのです。
それは、ポケット小ぞうがばけていたのです。
二十めんそうがいってしまったので、ポケット小ぞうは、かいぶつのくびのところへいそぎました。うしろへまわってみると、ドアがあり、ひらいてみると、手足をしばられた小ばやしくんが、中にたおれています。
ポケット小ぞうは、小ばやしくんのなわをといて、ふたりで、たけやぶのおくへにげました。
すると、そこには、ひろいろうかのようなところがあって、まどがついていました。
ポケット小ぞうは、まどをひらいて、あいずのふえをふこうとしました。
そとにいるだんいんにしらせるためです。
小ばやしくんは、いそいでそれをとめました。
「ぼくたちだけではあぶない。ぼくがそとへでて、中むらけいぶにでんわをかけてくる。それまで、きみはかくれていたまえ」
そういって、小ばやしくんは、そとへとびだしていきました。さあ、二十めんそうは、つかまるでしょうか。